教師ラウンジへようこそ!

鉄道ネタはもちろん,TVや本,食べ物,野鳥の話題などをアップしています。最近は,太陽光発電や家庭菜園についての記事も投稿しています。ご愛読のほど,よろしくお願いします。

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最近は,限りなくツイッターに近い短文のブログになっています(笑)。

書評

日本人の「覚悟」

著者は日下公人さん。
現在は日本財団特別顧問,三谷産業監査役
原子力安全システム研究所最高顧問。

表紙には
「芯」を抜かれた人は退場せよ!
とある。

覚悟とか道徳とか心という言葉が数多く出てくる。
日本人論,日本文化論のような内容である。
諸外国との比較,過去との比較も多く
興味深い視点が数多い。

特に戦前の教科書の内容を
具体的に示しているのだが
とても興味深いものだった。
何となくイメージで考えるのではなく
実際に事実を見て自分の頭で考えることが大切だと思った。

経済や今後の情報戦のあり方などについての考え方は
とても新鮮に思え勉強になった。

半島へ、ふたたび

著者は蓮池薫さん。
新潟産業大学専任講師で翻訳家。
中央大学在学中に拉致され,24年間北朝鮮での生活を余儀なくされた。

この本は
自分の意思で8日間の韓国旅行をした時の内容である
第一部「僕がいた大地へ」と
翻訳家として自立する過程を扱った
第二部「あの国の言葉を武器に、生きていく」
の二部構成となっている。
どちらも,新潮社のHPに連載された著者のブログを
加筆・修正したものである。

とても読みやすい文章で
著者のこれまでの歩みや思いが語られている。
それは切ないものも多いが
著者の明るく,ユーモアのある部分もたくさんあり
どこかほっとする気がする。

第一部では日本と韓国の文化の違いに触れることもでき
異文化理解の本としても意義がある1冊である。

原子力ルネサンス

著者は矢沢潔さん。
科学雑誌コズモ創刊編集長を経て
1982年よる科学情報グループ矢沢サイエンスオフィス主宰。

本書は原子力発電の歴史や現状について概観している。
「原子力発電は危険だ」というようなイメージで語るのではなく
様々な事実,データを踏まえて
原子力発電の現状や今後の見通しについて語っている。

スリーマイル島原発やチェルノブイリ原発の事故もあり
世界は反原発,脱原発に動いているように見えたが
エネルギーの確保という視点で見た場合
原子力発電の比率は高まり
現状では原子力発電なしには現在の社会は維持できない。
今では「原子力ルネサンス」と言われるほど
その比重は高まりつつあるようだ。
表紙には「エネルギー問題の不可避の選択」とある。

日本のエネルギー政策を考える上でも
世界各国の状況や取り組みは参考になると思う。

最後には「宇宙太陽光発電所」の説明まであり
知らないうちにいろいろな研究が進められているのだと驚いた。

原子力発電の是非はディベートの定番論題だが
この本は基本文献として役立つように思う。
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