著者は平井雷太さん。
すくーるたくだ主宰,「らくだメソッド」開発者。
かなり前になるが著者の「らくだ学習法」を読んで
とても衝撃を受けた。
この本はその理論編という感じか。
「学習するのは子どもである」というのは自分の考えだが,
著者のセルフラーニングと基盤は同じだと思う。
いくら教えても,子どもに学ぶ気持ちがなければ学力は向上しない。
子どもが自分で学ぼうとする意欲を阻害しない教育が必要である。
著者のプリントを用いた教育法は魅力的だが,
学校の授業でそのまま取り入れるのは難しい。
しかし,その根底に流れている思想はおおいに参考になると思う。
学ぶこと,教えることを考える上で,
とても参考になる本だと思う。
多くの先生方に読んで欲しい1冊である。