著者は西郷孝彦さん。
世田谷区立桜丘中学校長。
この本は,著者が校長として
桜丘中学校で取り組んできたことを記している。
サブタイトルにあるように,
定期テストも制服も,いじめも不登校もない学校を
長い時間をかけて作ってきたという内容。
10年近く同じ学校に勤務するということは
通常の公立学校では考えられないことであるが,
生徒ファーストの様々な取り組みは,
あるべき論やしがらみにとらわれない,
本来の教育の在り方を提示しているとも言える。
すべての学校で同じような取り組みはできないが,
参考になる点は多い。