監修は石井清純さん。駒澤大学教授。禅研究所所長。
編著は水口真紀子さん。ライター,フリー編集者。
高校生5人の1年間の生活を舞台に,
禅の教えについてわかりやすく説明している。
煩悩ではないが,人はそれぞれ悩みや迷いがあるものである。
そうした時にどう考えていくのか。
シンプルな考え方や生き方を勧めている。
それは,ありのままの自分を自分自身にさらけ出す。
「何も考えないことを考えている」という非思量の思想。
思い悩むという状態から解き放たれることが大事なのか。
それはまさに自分自身の考え方ということだろう。
13の禅語が登場し,その意味が解説されている。
表紙のイメージよりも,内容は濃い。