著者は「永遠の0」で小説家デビューした百田尚樹さん。
人気番組「探偵ナイトスクープ」のメイン構成作家でもある。
もう一人は上智大学名誉教授の渡部昇一さん。
英語学が専門だが幅広い著書がある。

この本は百田さんと渡部さんの対談でスタートし
その後は各章を交互に書いている。

ゼロ戦や太平洋戦争の様々な戦いから
日本人の考え方や国民性というものに迫っている。
また,石油や戦後復興,国防や憲法について語る中で
今後の日本の方向性についても語っている。

サブタイトルには
美しさに潜む「失敗の本質」とある。

難しい理屈ではなく
これまでの具体的な歴史をふまえながら語っているので読みやすい。
歴史の見方,考え方やこれからの日本の進むべき方向には
いろいろな立場や考え方があると思うが
参考になる1冊である。

ゼロ戦と日本刀 美しさに潜む「失敗の本質」
百田 尚樹
PHP研究所
2013-12-12