著者は波戸岡景太さん。
明治大学教授。
研究領域は,日米の現代小説と表象文化。
タイトルが内容を示している。
教師の悩みに答える形をとっているのだが,
答えの中に様々な文学作品に描かれている教師の姿を紹介し,
それらの文章を読み解きながら,
悩みへの答えを提示している。
多くの文学作品で教師が扱われているのが興味深い。
それを教師の視点で読み解くことで,
教師のあり方が浮かび上がってくるのが面白い。
原作を読んでみたくなる文学案内でもある。