著者は栗城史多さん。
小柄な体ながら,3年間で6大陸の最高峰に単独登頂。
2009年秋,日本人初となる
エベレスト単独・無酸素登頂を目指すも
7950m地点で断念。
エベレスト登頂への挑戦を続けている。

この本は著者のこれまでの登山の歩みを記したもの。
息詰まるような登山の様子も素敵だが
登山を通して著者が考えていることには共感できることが多い。
読みやすい文章で,あっと言う間に読了。

夢,勇気,冒険,挑戦,感謝・・・
いろいろなキーワードが出てくる。
前向きだが,決して無理をするわけではなく自然体。
山と対話することが登山なのだろう。

父親の生き方に影響を受けているが
お父さんも素敵な方だと思った。

ぜひエベレストの山頂に立つとともに
ライブカメラでインターネット生中継を実現してほしい。