著者は志村忠夫さん。
静岡理工科大学教授。

よく文系とか理系と言うが
それは学校の成績だけで決めつけているのではないか
というのが著者の指摘。
生きる上では文系,理系,そして芸術系が必要だろうとも主張。
ものの見方,考え方という点で
理系の発想は大事だし
理系と呼ばれる分野の人にも文系の素養が大事。

自分で「考える」ことが重要であり
そのためには知識も必要だが
まずは考えること自体が大事。

勉強は何のためにするのかという問いに対して
「男はつらいよ」の寅さんのセリフが最高の答えだと指摘。
数学や物理の楽しさも紹介している。

「なるほど」と思える話が満載されていて興味深い。