著者は長南瑞生さん。
日本仏教アソシエーション株式会社代表取締役。
東京大学で量子力学を学んだ後,仏教を学ぶ。
この本は不安を
「生活の不安」と「人生の不安」に二分し,
「人生の不安」をなくすためにはどうするかを説く。
対処療法ではなく根本的な解決の重要性を説く。
生きていることは死に近づくこと,
死ぬ時は金も名誉も家族も持っていくことはできない。
漠然とした「無明の闇」であっても,
一瞬に光がさせば闇は解消できる。
そのために,ブッダの教えを知りることが大事。
ということで,この本は仏教を学ぶための入門編と見た。
他の宗教が神からスタートするのに対し,
仏教は悩める人間からスタートしたというのは,
なるほどと思った。