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最近は,限りなくツイッターに近い短文のブログになっています(笑)。

原子力発電

福島第一原発 真相と展望

福島第一原発 ―真相と展望 (集英社新書)
アーニー・ガンダーセン
集英社
2012-02-17


著者はアーニー・ガンダーセンさん。
原子力技術者,エネルギーアドバイザー。
2012年に書かれた本。
当時の状況の中で福島第一原発事故が
どのように捉えられ,
今後のことをどう推測していたかがわかる。
時間が過ぎている今読むことで,
著者の指摘がどうたったか
ある程度振り返ることができる。
多くの指摘は的を得ているものであると言える。
事故発生1年以内で,
これだけ見通せるのは専門家ならではだろう。

さようなら、もんじゅ君

著者はもんじゅ君。
元京都大学原子炉実験所講師の小林圭二さんの監修。

この本は高速増殖炉もんじゅの実態を通して,
原子力発電について記した本である。

高速増殖炉や核燃料サイクルの意味や
MOX燃料の利用などがよくわかった。
ナトリウムの問題点,危険性もよくわかった。

とてもわかりやすい文章で書かれているが,
内容のレベルは十分だと思う。
とても勉強になった。

さようなら、もんじゅ君---高速増殖炉がかたる原発のホントのおはなし
もんじゅ君
河出書房新社
2012-03-06

日本の大転換

著者は中沢新一さん。
明治大学野生の科学研究所所長。

本の帯には
3.11以降の我々が進む道とは?
とある。

原子力発電をエネルギーの発達段階から考え
生態圏とのかかわりで定義しているところが
広い視野での考察のように思われた。

基本的に太陽エネルギーを受け取る形だった
これまでのエネルギーの位置づけの中で
原子の炉という生態圏外のものからエネルギーを得る
という原子力発電が地球にそぐわないことを指摘。

また,原子力発電と資本主義のあり方にも触れ
市場経済の限界も示す。
エネルゴロジーと贈与性というのが
これからの社会を考える著者のキーワードか。

原子力発電が終焉を迎えることは
資本主義経済後の新たなシステムが構築されることにもつながる
という指摘はとても大きな話で興味深い。
まさに日本の大転換である。

日本の大転換 (集英社新書)

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