世界最終戦争 増補版
石原 莞爾
毎日ワンズ
2011-04-01



著者は石原莞爾さん。
日本陸軍の軍人。

軍事の天才,アジアのロレンスと評され,
満州事変の時には関東軍参謀。
日華事変の時に停戦を主張し東条英機と対立。

石原は鶴岡の出身で
陸軍大学に進む前に会津若松の連隊に勤務していたので,
どことなく親近感がある。

石原の主張は当時としては斬新だが,
今となっては「なるほど」と思えることが多い。
それだけ的を得ていたということだろう。

戦争の分類や西欧の戦史の分析が詳しい。
戦争と聞いて背を向けるのではなく,
歴史をもとに自分の頭で考えることは大事だと思う。