著者は堀江邦夫さん。記録作家。
絵は水木しげるさん。

この本はサブタイトル通り
原発下請け労働者の現実を記したものである。
著者の堀江さんが実際に原発下請け労働を
3つの原発現場で体験したことをもとに書かれている。

さて,驚くべくことは
この本のオリジナルが1979年のアサヒグラフに
掲載されていたということである。

30年以上前に原発下請け労働についてルポがあったわけである。
今日に至り,当時の作品が再び脚光を浴びたわけである。

自分が知らないだけで,実は多くの出版がなされていて
様々な事実が公表されていたということになる。

物事を考え,判断するのは事実を知ることが大事だが
そのためには,そのための努力が必要である。

福島原発の闇 原発下請け労働者の現実
堀江 邦夫
朝日新聞出版
2011-08-19