著者は池谷孝司さん。
共同通信社の宮崎支局長。

この本は10年以上にわたって
取材されてきたスクールセクハラの本。
新聞に連載された文章をもとにしている。

ちょっとした記事ではなく
1つ1つの事件を深く追求している。
被害者だけでなく加害者に迫っている点がすごい。

学校という閉じた社会
そして子供のことよりも自分の勝手な思いや
保身を考えてしまう教師。

断れない関係の中で悲劇が繰り返されている。
著者の熱い思いが取材を通して伝わってくる。

自分の仕事にとっても
とても参考になる内容だった。

スクールセクハラ なぜ教師のわいせつ犯罪は繰り返されるのか
池谷 孝司
幻冬舎
2014-10-08