著者は明治の文豪,夏目漱石。

会津図書館が移転のためお休みで
本を借りてくることができないので
学校の図書室の本を借りて読んだ。

坊ちゃんと言えば夏目漱石の代表作だが
昔,読んだことがあるようで
しかし,今回読んでみると
「そうだったのか」と思う部分がたくさんあって
実は読んでいなかったのかもしれない。

主人公の坊ちゃんが江戸っ子というのは知っていたが
「やまあらし」が会津の出身というのには感激した。
いろいろな登場人物がいるが
結構辛口の評価が多いのがおもしろい。

学校ネタなので
同じ業界の者としてはとても興味深い。
赤シャツが教頭ということで
とても親近感を感じるが
現在の職員室では本書のような人間関係はめったにない。
それに,教頭や校長に力はないし(笑)。

清に関する記述がたくさんあるのに
マドンナに関することが少ないのが意外だった。