著者は安藤優一郎さん。
歴史家。
NHK文化センター,東京理科大学生涯学習センター講師。
明治維新を幕臣の側から見ている。
その中心となっているのが,
ある御家人の自分史。
明治の歴史が薩長側による歴史であるとし,
きちんと描かれていなかった幕臣側から提示は
とても興味深い。
冷静に考えれば,急に多くの幕臣が消えるはずはなく,
その後の様子から当時の状況に迫ることができる。
会津藩の話も登場するのだが,
一方的な勝者側による歴史ではなく,
公正な歴史の記述が求められるという主張には同意。
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