晴れ、時々くらげを呼ぶ
鯨井あめ
講談社
2020-06-16


著者は鯨井あめさん。
大学在学中の作家。
何とも言えない読後感。
空からクラゲが降っているのは
何とも言えないのだが,
高校生が自分に素直に向き合おうとするのは
なかなか良い。
そして主人公と亡き父とのからみ。
前半はゆっくりとしたペースだが,
途中から一気に動きが出てくる。
最後の結末はほぼ予想通りだったが,
なかなか素敵な終わり方だと思えた。