著者は帚木 蓬生さん。
通谷メンタルクリニック院長。
文学賞を多数受賞。

この本はギャンブル依存症に関するもの。
まずは,ギャンブル地獄であえぐ人々の実話。
そこに共通するのは,借金と嘘。
依存症というものがどういうものか理解できる。
そして,そこから脱出するための方策が提示されている。
特に大事なのは,自助グループへの参加。
周囲が借金を返してしまうことが,
依存症をさらに進めてしまうというのは驚きだった。
とても勉強になる一冊。
この本を読めば,IR法には賛成できないのではあるまいか。