著者は布施祐仁さん。
ジャーナリスト。

この本は原発事故を収束させるために,
過酷な現場で働く作業員の肉声を伝えるルポ。
2012年発行の本であるが,
事故から1年くらいの時,
事故現場でどのようなことが行われていたのか,
作業員の労働実態や待遇,生活を明らかにし,
その思いを拾っている。

作業員の被曝は事故だから生じるのではなく,
通常の作業においても生じること。
一定の基準があるため,
作業員は「使い捨て」になってしまうことなどが
具体的に記されている。

原発に関わる知らない一面を垣間見た。
こういうことを知ることは大事。
いろいろな人たちの,いろいろな思いを知ることは大事。