私を通りすぎた政治家たち
佐々 淳行
文藝春秋
2014-08-28


著者は佐々淳行さん。
警察官僚で,初代内閣安全保障室長。

この本は戦後日本の政治家を論じているのだが,
それが単なる評論ではなくて,
ほとんどが実際にともに仕事をした経験に裏付けられたもの。
なので,とても具体的。
まあ,そのぶん,極めて主観的ではある。

著者は,政治に関わる人たちを
政治家と政治屋に分類している。
その違いは,公を第一に考えているかどうかである。

「あの人はそんな人だったのか」と思うことが多かった。
とても楽しめる1冊である。