著者は品川裕香さん。
教育ジャーナリスト。

帯には
たとえ東大を卒業しても
働きつづけられなければ、意味がない!
と書いてある。

せっかく正社員として就職したにも関わらず
数年で離職してしまう若者の様子から
現在の若者やキャリア教育の現状を考察している。

働くとはいったどういうことなのか
自分を理解するとはどういうことなのか
とてもわかりやすく書かれている。

自立するとは人とつながることであり
自分の特性を知り,リスク要因や考え方のクセを知って
自分をコントロールし,保護要因を積み重ねていくことが大事。

学校においても
社会で仕事ができる人間の育成が必要。
それは,狭い意味の進路指導や
イベント的なキャリア教育では不十分である。

「働く」ために必要なこと: 就労不安定にならないために (ちくまプリマー新書)
品川 裕香
筑摩書房
2013-05-07