著者は髙山文彦さん。
ノンフィクション作家。

この本はオウム真理教の麻原彰晃の伝記のような内容。
教祖である麻原の少年時代からの歩みとともに
どのようにしてあの教団ができていったのかが分かる。
とても興味深い内容である。
ハルマゲドンとともにヒヒイロカネがキーワードか。

麻原本人の歩みだけでなく
当時の社会の状況があの教団を生み出すことになったと言える。

著者が事実を求めて各地に調査に出向いている。
東北とも深いかかわりがあったというのには驚いた。

麻原彰晃の誕生 (文春新書)
高山 文彦
文藝春秋
2006-02-20