著者は海軍料理研究家の高森直史さん。
管理栄養士だが元1等海佐で自衛隊での勤務経験あり。

日本海軍の食事を扱った異色の本。
日本海軍や海上自衛隊のことがたくさん出てきて
普段知ることのない艦内での食事や調理について
知ることができる。

たくさんの乗組員の3度の食事をどうするか
ということは考えてみれば難しいことである。
狭い艦内でどのように調理するのか
そもそもどんなものを食べていたのか。

その疑問にこたえてくれる内容である。
日本海軍の調理の教科書とも言える本をひもときながら
多数の料理の材料と調理法も紹介されている。

海の上では食事だけが楽しみと言われるが
時代によって差はあるものの
結構おいしそうなものを食べていたようだ。

戦艦大和の台所―海軍食グルメ・アラカルト