著者は半藤一利さんと戸高一成さん。
戦史物でよく登場する二人である。

この本は日露戦争100年の時に書かれたもの。
日本海海戦の事実に迫ったものである。

これまで日本海海戦は丁字戦法が有名だったが
どうやら実際はそうではなかったらしい。
そのあたりを丁寧に説明している。

定説を覆すというのは勇気のいるものだが
事実を追い求める姿勢は大切だと思う。
日露戦争を通して
日本の姿についても触れているのが興味深い。

日本海海戦 かく勝てり