山本五十六は日本海軍の軍人の中でも
興味深い人物の一人である。

そもそも長岡という内陸の出身である。
アメリカに駐在した経験があって
日米開戦に最後まで反対していた人物である。
一方,真珠湾攻撃など意表をついた作戦を実行している。

この映画では
必ずしも自分の思うようにいかない苛立たしさがわかる。
すべての軍人が山本の思想を理解していたら
戦略的にも戦術的にも違った結果が出ていたと思う。

それにしても指揮官の責任は重い。
ミッドウェー海戦での
南雲中将の心中はいかばかりか。

役所広司をはじめ豪華な出演者。
見応えのある作品だ。