著者は京都大学教授の鎌田浩毅さん。
専門は火山学・科学コミュニケーション。

人脈と言うと
ビジネスを有利に進めるための
すぐに役立つ人とのつながり
というようなことを連想する。
確かにそういうこともあるのだが
この本では,もっと広い視野から書かれている。

まあ,短絡的に役立つとかどうかということではなく
人とのつながりのあり方をより深くとらえ
かつ,ノウハウについては具体的に示しているように思う。

人脈を求めて外に期待するだけでなく
まずは自分自身の在り方を固め
身近なところを大事にすることが必要ということだと思う。

著者は大学でも有名で
マスコミへでも数多く取り上げられているようだ。
なかなか興味深い人物である。

巻末には著者のすすめる
小説・映画作品が紹介されている。