著者は早稲田大学国際教養学部教授の池内了さん。
専門は宇宙物理学である。

この本は13歳の娘に
天文学者の父が科学について語るという設定である。
科学史のような部分もあるし
科学と技術の違い
さらには科学者の社会的責任など幅広い内容である。

13歳の娘に語る設定なので
科学に無知な自分でも抵抗なく読み進めることができた。
現代の様々な問題も取り上げており
地球環境問題等だけでなく経済や政治にも触れている。
幅広く物事を考えるきっかけになる本であり
少年少女だけでなく大人にとっても有益な本である。