著者は作家・ジャーナリストの日垣隆さん。

きわめて具体的な例を出しながら
日本の裁判制度や刑法の現状を批判している。
少しくらい新聞を詳しく読んでもわからないような
司法の現場を示している。

国民は
行政や立法へのチェックは少なからず行っているが
司法に関しては必ずしも十分なチェックが行われていない。
その意味では
このたび導入される裁判員制度は
そうした現状に風穴をあけるかもしれない。

ふだん意識していない部分をつきつけられるような
ある意味で刺激的な内容である。