著者は福田和也さん。
現在は慶応義塾大学環境情報学部教授。

クーデター計画など
ちょっと物騒な話だが
実際の計画というより
そう考えるに至った現状分析や対策がポイントだろう。

確かに私権を制限し
強力な権力が社会を変えようとすれば
世の中は変わっていくのだろうが
それが本当に良いことなのか。

最後に出てくる満州国の話は
なんとなく理解できるが
しかしそれでも
今の世の中でそれを繰り返すことは許されないだろう。

この本を読めば
現在の政治情勢ですら
きわめて穏健に思えてしまう(笑)。